これから新生活を始める方々。おめでとうございます。初めての一人暮らし、引っ越し、期待と不安を持ちながら、また新しいスタートですね。
そんな新生活を始める方へ、合鍵工場から一つお勧めしたいことがあります。シンプルですが、意外と大事なことですよ。
それは「玄関に鍵を置かない事」です。
どうして玄関に鍵を置いたらいけないの?
玄関は、家の中では知り合い以外の方でも、見ることができるスペースになります。
宅配便、新聞などの営業、知らない人と玄関を開けて、対応することも少なくありません。
玄関に鍵を置いておくと、訪問時にこんなリスクが生じてしまいます。
それは「鍵を盗まれてしまう」のと「鍵が見られてしまう」リスクです。
(代引きのお金を取りに行っている時、荷物を少し部屋の奥に運んでいる時……鍵から目を離した、ちょっとした隙に気を付けて)
鍵が盗まれてしまう
文字通り、鍵を盗まれてしまう事です。玄関先にある鍵は、そのまま持っていこうと思えば、持っていける状態の家もあると思います。
家に住む人にとっての利便性を考えて玄関に鍵を置いているのだと思います。しかし、それは見ず知らずの訪問者にとっても同じで、意図せずとも盗みやすい状況を作ってしまっています。
鍵が盗まれた場合、その盗んだ鍵で家に侵入されてしまったり、その鍵から合鍵を作って、元の鍵を知らないうち戻しているケースもあり得ます。
知らずに鍵が盗まれてしまい、いつもの場所に鍵を置いていたはずなのに鍵がない。
「鍵刺しっぱなしだったかも」と気付いて玄関を探したら、床に落ちてて「よかった安心」なんて、怖いですよ。
合鍵屋さんにもっていけば、5分ほどで複製できる鍵もあります。すでに合鍵を作られた後かも知れません。
鍵が見られてしまう
鍵が盗まれるなんて事はそんなにないだろ。と思われる方、かなり多いと思います。
でも、「鍵が見られてしまうだけ」ならどうでしょうか?
鍵が見られる状況というのは、玄関に鍵があれば、ありえますよね。
実は、今の時代、鍵が見られただけでも危険なのです。
というのも、鍵に刻印された番号を入力するだけで、合鍵を作ってしまうサイトがあります。
(鍵に刻印された鍵番号)
この写真のように、この番号を覚えたら、合鍵が作れてしまうのです。
合鍵工場は、ネットで合鍵を注文することに対して必ず写真を必要としております。見て覚えただけでは、合鍵工場では作らせません。
しかし、そういった番号だけで合鍵が作れるサイトが存在する以上、鍵を見られる事は絶対に避けなくてはいけません。
(詳しくは、安全と安心のためにをご確認ください。)
今は、鍵を盗まれなくても、合鍵が知らずに作られてしまう時代なのです。
他に危険な場所は?
玄関と同じように他人から見られやすい場所が危険になります。1階は窓から鍵が確認できるような位置に置くのは止めましょう。
キーワードは「人から見られない、触られない場所」です。
どうしても玄関に置きたい場合
鍵をすぐに取られないような仕組みにする。
鍵番号を見えないようにする。
この2つは絶対条件です。
例えば、玄関のどこかの引き出しの中に入れておくなどは、玄関を見ただけでは、鍵を見つけることができませんので、比較的安心です。ですが、やはり玄関には鍵を置かない事をお勧めします。
最初は引き出しの中にちゃんとしまっておいても、面倒くさくなって上に置きっぱなしになってしまうようなこともあるかもしれません。
(こんな風に玄関先においてませんか?)
最低でも玄関と扉を挟んだ部屋で管理するのがお勧めです。
玄関を開けた時に鍵が見えないよう管理しましょう。
新生活と防犯
こんなことをいちいち気にしていたら、生活なんてできないよ。という意見も有るかもしれません。もちろん、どんな保管の仕方をしても自由です。
ただし、合鍵工場でお伝えしたいのは、セキュリティにおいてリスクヘッジは大切ということです。
ほんの小さなことでもそこから危険へと繋がることもあります。
こういう小さなことでも、しっかりと防犯をしていく事が新生活を始める中では、とても大事な事なのです。
知らない人だけではありません。
友達でも同じ事です。部屋に入ったときに、見えない場所で鍵は管理しましょう。
大事なものは自分だけがわかる場所へ。通帳などと同じように、鍵も大切なものの一つですから。