ディンプルキーとは
ディンプルキーとは、鍵にディンプル(=くぼみ)がある鍵です。
従来の鍵がギザギザしているのに対して、ディンプルキーはプレートの表面に、穴がボツボツと掘られています。ピッキング対策により、ギザギザの鍵よりもディンプルキーの方が防犯性が高いと謳われています。
鍵穴は縦向きが多く、鍵自体はリバーシブルになっているものがほとんどです。一般的に、ギザギザした鍵に比べて使いやすさも、防犯性も高くなっています。
ディンプルとは
ディンプルとは英語でdimpleと書きます。「えくぼ」や「くぼみ」といった意味があり、ゴルフボールの表面にあるデコボコもディンプルと呼びます。
ディンプルキーは合鍵作成が難しい
過去には作れない鍵屋さんも多かったようですが、今では、機械の進化などもあり、ほとんどのディンプルキーを合鍵屋さんで作ることが出来ます。
ギザギザした鍵と比べると難易度は高く、見た目が綺麗で、精度が抜群の合鍵を作るのは、腕の良い鍵屋さんでないと難しいと思います。
ギザギザとした鍵のほとんどが5分10分程度で終わるのに対して、ディンプルキーでは、合鍵作成の時間は15分から30分程はかかります。
鍵自体の構造も進化しており、ディンプルキーの合鍵作成が困難な鍵もあります。
そのため、合鍵作成サービスを提供している店によっては、ディンプルキーはその場で作らずに、全て発注になっているところもあります。
ディンプルキーの合鍵トラブル
ディンプルキーの合鍵で鍵が差し込みづらい、抜けづらい、回りづらいといった症状がある場合、鍵が回ったとしても、必ず作ったお店で確認してもらいましょう。
鍵に負担をかけてしまっている可能性があり、結果として鍵が壊れてしまう場合があります。
ディンプルキーの値段
ディンプルキーの合鍵価格は、合鍵屋に勤めている時に、他の鍵屋さん等から聞いた話によると3,000円~5,000円が多いそうです。ギザギザの鍵よりも価格は高額になります。
理由は複数ありますが、やはり、ディンプルキーの合鍵作成はギザギザした鍵よりも難しいことから技術料として高くなっているのが一番の理由だと考えられます。
ディンプルキーの価格の幅が広くなってしまうのは、合鍵の料金設定は立地によるところも大きい為です。
合鍵が作れないディンプルキーもある
最近では、鍵のメーカーによる防犯対策として、合鍵が作れないディンプルキーがあります。
その場で、合鍵を複製することが出来ませんので、お店の場合は、その場で鍵番号を控えて、後日、お客様に再度鍵を取りにきてもらう事になります。
この場合、合鍵ではなく、メーカーで作られた純正キーの取り寄せとなりますので時間がかかります。
ディンプルキーの純正キーをお届け
合鍵工場では、ディンプルキーの写真をお送りしていただく事で、鍵のメーカー、種類、カギ番号を確認し、ディンプルキーの純正キーをご自宅までお届けするサービスです。
純正キーはメーカーで作られているので、合鍵と違い、精度が製造時と全く同じものになります。複雑な鍵になればなるほど、合鍵複製時に鍵のトラブルに発展しやすくなりますので、ディンプルキーは純正キーをオススメいたします。
今では合鍵がその場で作成できない鍵がありますので、店舗まで行くのが大変な方はネットで作成できる合鍵工場をお使いください。