「もしかしたら誰かに合鍵を作られたかもしれない。」
そう思うに至る理由は人それぞれあるかと思います。
合鍵工場にも、合鍵が作られたかもしれないという相談が定期的に寄せられます。
残念ですが、合鍵工場では、ご期待に添えるような回答は出来ません。
基本的に番号を伝えるので調べて欲しいという一文が添えられていますが、合鍵を作った、作っていないという回答は出来ません。
その鍵の合鍵の存在は調べようがありません。
まず、合鍵を作る方法についてです。
合鍵を作る方法
合鍵を作る方法は3つあります。
鍵屋さん(店舗)に持ち込んで作る。
鍵の写真を撮って、作る。
鍵の番号から作る。
合鍵が作られたかもしれないと思う理由はいくつかありますので、どれに当てはまるかはそれぞれかと思います。
鍵に触ることができる場合
鍵が自由に触れる場合は、どの方法でも作ることが可能ですね。
その場合は、お店に持ち込むパターンが多いでしょう。
なぜなら、お店に持ち込めば、すぐに作ることができるのと、個人情報がいらないからです。
記録が残りませんので、お店で合鍵が作られたとしたら、知る由もありません。
合鍵工場の場合、注文にお名前などが必要になり、受け渡しの際も本人確認を必要とします。また、時間もかかります。
鍵に触ることができない場合
では鍵を触れない場合ではどうでしょう。
鍵を触れない場合は、よっぽどのことが無い限り指定された構図での写真は取れませんので、合鍵工場ではお作りが出来ません。
鍵の写真を撮影して注文するくらいなら、どこかに持ち出して鍵を作ってしまったほうがリスクがないのです。
鍵を見ただけで合鍵が作れる
しかし、鍵を見ただけで作れてしまう時代です。
この場合、鍵と同じように合鍵作成までの時間はかかりますが、鍵に触る事なく、また写真を撮るという事もなく、見ただけで鍵を手に入れることが出来ます。
鍵が触られたという心配がなくても、食事中などで鍵がテーブルの上に残っているような状況になってしまうと、短時間でメモしておけば合鍵が作れてしまうという理由です。
手元に鍵がある。持ちだされていないというだけでは合鍵が作られていないとはいえないのです。
危険を感じている場合、鍵を見られてしまう事ですら、合鍵を不正に作られてしまう原因となりえます。
例えば、SNSで鍵の写真をアップしてしまっている場合、これも危険です。
すでに合鍵が作られているかも知れません。
SNSに掲載されているような写真を送って頂いても、合鍵工場では指定の構図でないとお受けしないようにしています。
しかし、鍵の番号だけ作るなら、それがどんな状況で撮られた写真かどうかすら分かりませんので、注文を受ける事になるかと思います。
合鍵は知らない間に作られてしまう時代です。
心当たりがあって心配な方は、鍵の管理等要注意です。
合鍵を勝手に作られない為に
合鍵が作られにくい鍵に変えるという方法もありますが、鍵の管理でしっかり防げる事です。
鍵屋さん(店舗)に持ち込んで作る。
鍵の写真を撮って、作る。
鍵の番号から作る。
合鍵を作る方法の3つの内、下2つは鍵の番号を隠す事で対処出来ます。
鍵の番号はしっかり隠す事。
そして、鍵は不用意に人に触らせない、見せないようにしましょう。