一言に鍵と言っても色々な物を思い浮かべることができます。
鍵の使用で考えれば、家の鍵、車の鍵、ポストの鍵など。マスターキーや合鍵、スペアキーなど呼び方も様々。
(いろんな鍵がありますね)
普段必ず使っているのに、詳しくは知らない鍵。間違った覚え方をしている人もいて、中にはマスターキーの本来の意味を勘違いされて使われている方もいます。
「合鍵作って!これマスターキーだから」なんて使い方をしたことがある人は、ほぼ100%間違いでしょう。
合鍵やら純正キーやら、合鍵工場のサイトを読んでみても一体何のことか分からないですよね。(すいません)
純正キー工場と名乗ったら、伝わる人には伝わりますが、鍵を知らない人からしたら、全く何のことか伝わらないのが難しいところではあります。
簡単ではありますが、鍵の呼び方について、少しご説明致します。豆知識としてお聞きください。
合鍵とは
合鍵とは、基になる鍵から複製された鍵です。メーカーではなく、鍵屋さん等で作られます。
持ち込まれた鍵が基になり、同じ型の素(合鍵ではブランクと呼びます)を同じように削る事で似せていきます。
ちなみに、このブランクは、鍵のメーカーが出しているものではありません。ブランクにも各メーカーがあります。
(合鍵の素になるブランク)
なぞって削る合鍵は深さが深くなったり浅くなったり、カットするポイントがずれてしまったりして、一般的に元になるカギとずれた鍵が出来ます。
そのズレが回りづらいや回らないといった不具合に繋がります。
(ディンプルキーの合鍵作成)
純正キーとは
メーカーで作られた鍵です。そのため、合鍵と違い精度が正確です。
メーカーで作られますので、そのメーカーのロゴ等が刻印されることがほとんどです。
また、鍵番号も刻印されています。(鍵番号が刻印されない鍵もあります。)
取り付ける部分の鍵(シリンダー)を購入すると、基本的には鍵が3本ついてきます。
これもメーカーによりけりで本数は変わってきます。最初から5本付いてくる鍵もあります。
お客様の中には勘違いされている方もいますが、マスターキーと純正キーは違います。
もちろん、マスターキーは純正キーではありますが、純正キーがすべてマスターキーではありません。
純正キーはメーカーで作られるものです。便宜上という事でしょうが「純正キーお作りします!」といっているところは厳密にいえばウソになりますね。
※mul-t-lock(マルティロック)等一部のメーカーでは、専用のキーマシンがあり、純正キーと同精度の鍵をお店でも作ることが出来ます。
子カギとは
純正キーの別名と覚えておくのが良いと思いますが、一般的には使わないでしょう。
子の鍵と書くという子カギですが、子なら親の鍵もあるのでは?と思った方は正解です。
親の鍵がマスターキーです。
マスターキーとは
マスターキーは、取り付けられている鍵すべてが開く鍵です。
といっても、住宅地で一戸建ての家をすべて開けることができるわけではなくて、
会社や工場、学校等、その物件の中で組まれます。
各トビラごとに鍵はありますが、そのすべてを開けることができるのがマスターキーです。
普通に生活しているとなかなか馴染みがないものです。
逆マスター
マスターキーの説明をしましたので、もう一つ。逆マスターもご説明致します。
一つの鍵ですべてのドアを開ける事ができるのは、マスターキーです。
その逆、すべての鍵で一つのドアを開けることができるのが逆マスターです。
マンションで各部屋はそれぞれの鍵でしか開かないのに、エントランスのオートロックの鍵は開くのは不思議ではないですか?
実は、逆マスターという仕組みだったんですね。
同一キー
最近の住宅の玄関には、鍵が二つ取り付けられていることが多いです。
取り付けられた鍵(シリンダー)は二つなのに、開けるための鍵が一つしかない玄関ドアありますよね。
それは同一キーといって、一つの鍵で開けられるように、鍵(シリンダー)の中身の部分を2つとも同じにしているのです。
合鍵工場は純正キー
途中、開けるカギではなく、取り付けられた鍵についてのご説明もありましたが、合鍵工場では、鍵のメーカーで作られる純正キーを皆様へお届けしています。
合鍵と名乗っているのは便宜上であり、分かりやすくする為です。
ただ、この記事を読んで、鍵の知識を持った方には、余計に分かりづらくなってしまうかもしれませんね。
鍵の呼び名に注意しよう
鍵を注文するときは、合鍵なのか純正キーなのかでメーカー品なのかそうでないかは違ってきます。精度など大きく変わってしまいます。
どっちともつかずな、ややこしい言葉で惑わされないようお気を付けください。
ネットで鍵を注文するときに、合鍵工場がオススメするのは「純正キー」です。
合鍵工場がお届けするのも、メーカーの純正キーです。